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2004年8月30日のぼやき
惜別。セカチューで泣きました。
今話題の「世界の中心で愛を叫ぶ」がロングラン上映されたくさんの人に観られています。
メジャー映画へのちょっとしたやっかみもあって「誰が観るもんか!」なんて思っていたところに
友人からメールが届きました。
「篠田 昇さん亡くなる、享年52才。
世界の中心で愛を叫ぶが遺作となりました・・・。」
篠田さんは、日本を代表するシネマトグラファー。
神代辰巳監督や相米慎二監督など日本を代表する監督たちと一緒に 数々の秀作を残してこられました。
また、近年では 「ラブレター」や「スワロウテイル」「花とアリス」など、岩井俊二監督作品には
かかせないキャメラマンとしても有名です。
あまり知られていないけれどドキュメンタリー映画も数本手がけているのです。
私はその時に助監督として篠田さんにお世話になりました。
現場ではとてもきびしく、自分が決めた画づくりには徹々してこだわりました。
ドキュメンタリーの流動的な現場でも本質を見失うことなく
動物的なカンで数多くの心に残るショットを残したものです。
「篠田さんがいれば、大丈夫。」というほど圧倒的な存在感を持っていました。
映画づくりへの情熱、そして撮影を終えたときに見せる人なつっこい笑顔は
彼が多くの映画人から愛された理由でしょう。
心残りは「花はんめ」を篠田さんに観てもらうことが出来なかったことです。
どうせ「ホ〜 聖雄がね・・・。」といたづらな笑みを浮かべるぐらいでしょうが、
それでもやっぱり観てほしかった・・・。
「世界の中心で愛を叫ぶ」のエンディングテーマが流れる中、「撮影 篠田昇」という文字が
スクリーンの上に消えたとき、おもわず涙がこぼれました。
ほんの少しだけど篠田さんの映画に対する思いを、直接肌で知るひとりとして、
その思いを、自分の映画づくりに生かしたい。
今はそんな想いでいっぱいです。
篠田 昇さん おつかれさま。
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